カクテル・ドリーム〜それぞれの道〜

「翔太くん‥。」


私は真っ赤な瞳で翔太くんを見た。


「桃香ちゃんは、もう基本はできてると思うんだ。」


「でもきっと‥“おいしいカクテルを作らなきゃ”って力が入り過ぎてるんだよ。」


「もっと力を抜いて?」


翔太くんの優しい笑顔がフッと由依さんと重なった気がした。


そうだよね‥私、由依さんみたいにやらなきゃって焦ってたのかも。