「ほら丸付けしてやる。プリントよこせ」 「あ、うん………」 「………………」 俺が丸を付ける音だけが教室中に響き渡る。 「はい、だめ。半分もできてない」 「嘘ー………最悪。自信あったのに」 「こんなんで?」 「うっうるさい!架月よりはマシだもん!」 「………………」 「絶対架月のほうが私より頭悪いもん。私のほうが‥「さっきから架月架月うっせー………」 「え………ッ…」