あたしはその日もいつものように派手な格好で学校へ行った。
そしてまたいつも通りの朝が始まる。
校門の所でタケちゃんに会う。

「十和！おはよう！」
「タケちゃんっ！おはよおー♡」
あたし達は笑って会話をしながら玄関に向かった。


すると後ろから女の子達の騒ぐ声が聞こえた。
「キャー！！来たっ♡」
「今日もカッコいいー！！」
「おはよーっ！！！！」

その声に思わずあたしもタケちゃんも後ろを振り返った。

するとそこには女の子に取り囲まれた幹がいた。


やっぱりね・・・どうせそんなことだろうと思った！・・・何よ相変わらずのモテモテぶりは！！


あたしは嫉妬する気持ちを抑えながら平然とタケちゃんに言った。
「タケちゃん行こっ！」
「えっ？う・・うん。」
まだ唖然としているタケちゃんの腕をつかんでさっさと校舎に入った。