「えっ!?!?!?なんで幹が謝るのっ!?!?」


悪いのは・・・あたしなのに・・・。幹を都合のいい男にしてたんだから・・・。


「俺・・・お前がいないからって他の女抱いたりして悪かった。セフレはお前1人だけでいいから。」
「違うよっ!!!!!」


あたしの声に幹はビックリしていた。
「あたし・・・タケちゃんとイチャイチャしてたくせに幹が他の女の子とヤってたら怒るって・・・矛盾してたよね。ごめんね。いつも・・・面と向かってちゃんと言えないけど・・・ごめんね。」


幹はしばらく黙っていた。



「まあーいいや。もうこの話やめよーぜっ!」
そう言って幹は笑った。



よかったあ・・・あたしまた・・・幹のそばにいられるんだ・・・。体の関係だけでいい・・・それだけでいいから幹を独り占めしてたい・・・。



すると幹がいきなりあたしを抱きしめた。
「えっ!?どしたの?急にっ・・・///」
「お前ずっと外にいたから寒いだろ。」
「幹・・・・。」
「こーやったらあったかくなるだろ。」



幹に強く抱き寄せられる度にあたしの胸は壊れそうなくらいドキドキしてて・・・あたしの心臓ちゃんと機能してんのかっ!!!ってくらいにね。



「おら。寒いから帰るぞー。お前ん家まで送るわー。」
「・・・・。」


もうちょっとそばにいたいなあ・・・。あたしいっつも言い出せないから・・・たまには・・・今日くらい素直になってもいいよね?