あれから授業中もずーっとニヤけているあたしに亜美は言った。
「ねえねえ!さっきの人とどういう関係なのー?」
「えっ!?!?!」
「十和ってば動揺しすぎだってー。まあ十和の恋のことだもん。うちは口出しないから。でもさーずっとニヤニヤして・・・うちの話も聞いてよねっ!」
「はいはーい」

あたし達は大声で笑いあった。

しばらくそんな話をしていると、あたしのケータイがなった。
「あっ!メールだー誰だろ?こんな時間に・・・。」
「ほんとだよー?誰?誰?」
2人でケータイを覗き込んだ。













受信:幹

今から抜け出せねえ?
保健室で待ってるから。














「きゃーっ!?この大胆なメール何よーっ!?まぢカッコいいんですけどっ!」
そう言って騒ぐ亜美。
「あんたも男泣かせだねえー彼氏くんはどうすんのー?」
亜美はニヤけてあたしをからかう。
「もーやめてよーそんな関係じゃないってば。」
そう言いながらもあたしの顔はニヤける。
「あたし・・・行ってくるね。」
「おおーっ!?やっぱり行くんだっ!?報告待ってるからねー♪」

あたしは走って息を切らしながら急いで保健室へと向かった。