その頃あたし――・・・・
あまりに見つからないもんで・・・半泣き状態になっていた。


「どうしよ・・・幹が捕られちゃうよ・・・。」


思わず口に出してつぶやきながらあたしはもう1つの考えが浮かんでいた。






「・・・・もう1回・・・2年の階で探してみよう・・・。」
なんだかわからないけど・・・そんな気がした。


あたしは階段を駆け下りた。