終わった後幹が優しくあたしの頭を撫でてくれた。
「幹・・・・?」
「ん?」
隣で幹が寝転んでいる。


「好き。もうはぐらかさないでね?」
あたしがそう言うと幹は黙ったままあたしを見つめた。


・・・・沈黙が流れる。


やっぱり・・・あたしはセフレでしかないんだね・・・?


あたしがうつむいて涙が流れそうになった瞬間、幹があたしを引き寄せた。

「っ!?」
そして優しくキスをした。


「俺・・・入院してわかった。お前が来なかった日すっげー寂しかった。心配した。お前が必要なんだってこと・・・今頃気付いた。」



「それって・・・?」
真顔で少し微笑みながらあたしを抱きしめてくれた。

「これ以上言わすなって。」
強く強く抱きしめてくれた。
もう離れないようにっ・・・て。