イケナイ関係。

そして幹は深くため息をついた。


もしかして幹・・・この女の子達のことで悩んでた・・・?


あたしは直感でそう思った。

それでまたストレスが溜まってたのかな・・・??
だから昨日・・・あたしに電話・・・掛けてきたとか・・・??
そんなはず・・・ない・・・か・・・・??





幹は呆れてこうつぶやいた。
「別に花生けるのなんか誰がやってもいーんだけど。」
怒ったような幹の発言にその場は凍りついた。


「・・・・。」
「あんた行くんでしょ?」
「あんたこそ・・・!」

今度はそのことでもめ始めた。
幹はまた深いため息をついた。


あたしはその様子を見ながら確信した。


やっぱり幹は・・・やつれてるし、うっとおしいって思ってるんだ・・・。
この女の子達は・・・前のあたしと同じなんだ・・・。
自分が好きって気持ちでいっぱいになりすぎて周りのこと全然見えてなくて・・・相手のこと考えられずに傷付けてるんだ・・・。