あたしはこんなに酷いことしたのに・・・彼女ってなんで・・・?


医者は悔しそうな顔で言った。
「今度から彼女さんは体調を気にしてあげてくださいね!!彼女としての資格が・・・。」
医者の説教を幹が遮った。

「俺の彼女にそういうこと言わないでもらえますか?それに、体調は自己管理の問題なんで。こいつは関係ない。」


あたしは幹の言葉に耳を疑った。




「あ、そうですか!!失礼致しました。じゃあ私は戻りますからゆっくり休んでくださいね!」





そう言うと医者は一生懸命あたしを睨んで作り笑いをして部屋から出て行った。
あたしはどうしたいいかわからずにただ泣きながら幹を見ていた。