バッッッ!
誰?タイヨウ?!
いきなり現れたタイヨウが由佳を殴ろうとした多分今までの話を聞いていたんだろう。
「止めてタイヨウ!
私タイヨウは好きだけど女の子を殴るようなタイヨウは嫌いだ」
そう言って私がタイヨウの腕を掴むと。
タイヨウの強く握っていた拳はゆるく解かれた。
そして私を強く抱きしめてくれた。
「ごめん全部俺のせいだ」
タイヨウの腕が少し震えてる。
「そんな事ないから」
「由佳」
タイヨウに名前を呼ばれビクっとする由佳。
「ちゃんとツキに謝れ」
「・・・・・」
「謝れ!」
デカイ声でそう怒鳴ったタイヨウを震えながら見つめたあと。
「ごめんツキ ツキは何も悪くないのにね」
そう言って謝ってくれた。
「ううん もう気にしてないから」
「最後・・・最後にちゃんと告白だけさせて」
小さな声でそう言った由佳。
「あぁ」
そう答えてしっかりと由佳を見つめるタイヨウ。
「タイヨウ私タイヨウの事がすっごくすっごく大好きです 付き合って」
「・・・ごめん でも、ありがと」
そう言ってタイヨウは由佳に背を向け歩いて行った。
一瞬残った方がイイかもと思ったけど止めてタイヨウについて行った。
だって真太がこっちに向かってるのが見えたから。
ここはやっぱ空気を読んで退散しなきゃ・・・ね?
