「ねぇ真太ちゃんと上手くいったかな?」
「いったんじゃねぇの?」
2人で家に帰ってる途中私はずっと引っかかってた事を聞いた。
「ねぇどうして由佳は私は自殺しようとした事知ってんの?」
ギクッ。
「それは・・・ごめん由佳に前どうして付き合ってもないのに同居してんのかって聞かれた時にうっかり言っちまったんだ」
顔の前で手を合わせるタイヨウ。
「別に初めから怒ってないけど人には知られたくない過去もあるんだよ」
「・・・ごめん」
タイヨウ・・・別にもう一回謝らなくてイイのに。
それから私たちは一週間口を聞かなかった。
きっと、タイヨウはあの一件でどこか話掛けづらかったんだと思う。
私は、そんなタイヨウを見てなんだか話掛けにくかった。
でも、そんなある日私はタイヨウに私の過去の話をした。
「私のお父さんはねリストラされて自殺したの」
急に話し出す私にタイヨウは少しビックリしてるしかもかなり重い話。
それでもタイヨウは黙って聞いてくれてる。
「それを追ってお母さんは死んだ
12歳年上のお兄ちゃんも自殺した遺書も残さずに
うち自殺家系なの だから私もみんなと同じように自殺しようとした生きてる意味なんてないし
笑っちゃうでしょ?」
「・・・」
「私がもっとイイ子にしていたらみんなは死なずに済んだのかな?ってたまに思ったりもするんだよね ハハハ」
「・・・」
「そんな事今更思っても意味ない事くらい分かってるのに」
「・・・」
「分かってるつもりなのに・・・」
ぎゅっ
「じゃあもう自殺する理由なくなったなだって俺といるって言う生きる意味がちゃんとできたんだから」
そう言ってタイヨウは私にキスしようとした。
でも、それを私は止めた。
「あっ・・・ごめん まだちゃんと告白してないから」
少し戸惑ったようにタイヨウは
「あぁごめんそうだったなゴホン」
わざとらしい咳払いをして。
「俺と付き合ってください」
照れて顔赤くなってるしタイヨウ可愛いでも、
「・・・ごめんなだ答えられない」
タイヨウ目が点。
私そんなタイヨウ見てられなくて走って家出て行っちゃった。
