でもどこか憎めない奴なんだ…。 あの瞬間までは―…。 『いっくぞ―!!とりゃ―!!!』 『くっそ―負けねーぞ!!おりゃ―!!』 ………ボスっ…………… 『い……痛い……』 私の目からは血が溢れていた。 掃除したばかりのキレイな床にポタポタと落ちる私の血………。 それを見た瞬間、私は気を失った―…。