私は19歳になった。

中学校を卒業して、高校は行ってない。



障害者支援学校にいたみんなが行く養護学校にボランティアとして毎日参加していた。




私は目が見えないから何にも出来ない。


でもみんなは、

『詩織ちゃんが居るだけでいい。』
『詩織ちゃんの声を聞くと落ち着くよ。』


って言ってくれた。



ボランティアには大学生になった涼子もたまに参加してくれた。



約束した通り、涼子はずーっと私のそばに居てくれた。