中学になって2回目の春が来た。
私佐藤未来(サトウミキ)期待と緊張
を胸に朝を迎えていた。

昨日の夜から今日発表があるクラス替
えの事で頭がいっぱいだった。そんな
に友だちの多くない私はなじめるかど
うかでとても不安になっていた。

「未来もう時間よー
 学校に行きない!」


「うん・・・。
 行ってきます・・・・。」

重い足取りで学校むかって行った。

学校に着くとまだクラスが決まってな
いのでみんな体育館に集合していた。

「おっはようー未来!!」
1年の頃1番の仲良しの中田愛(ナカ
タアイ)がいた。

「おはよう・・・・。」

「もしかしてクラス替えで緊張してる
 でしょ?大丈夫だってそんな心配し
 なくても!!」

「だって愛みたいに友だち多くないし
 怖いよー・・。」

「そんなことより私は陸くんとなりた
 いな・・。」

「陸君って??」
 私は興味しんしんに聞いた。
 
「浜田陸(ハマダリク)君分かる?
 成績優秀で野球部のレギュラー候
補学年で1番もてるんだよっ!!」
 
「そんな人いたんだ・・・。」

「もう未来は男の子に興味なさすぎ
 ・・・あっ、先生来た!座ろ」


そして先生たちがきてざわついてた
体育館が一気に静まりかえった。