そのあとの委員会代表決めで、あたしと颯太は図書委員になった。
立候補の理由は特にない。

ただ、
なんかやっておけば文句言われない、
単純にそれだけ。

別に、仕事も忙しくないから。




さっそく、その日は放課後に委員会があった。
たまたま、2組の代表が真由香で、ちょっとホッとしたけど、他の人は知らなくって緊張した。

担当の先生が話を始めたけど、どの学年も喋ってる様子。
真由香も、2組代表の小野田春樹と喋ってる。
同じ吹奏楽部だから、真由香はずっと狙ってるって言ってたっけ。
そしたら。



「あのさっ!」


颯太が急に話しかけてきた。