すると、ずっと黙っていた彼が行動をおこしはじめた。
私は直ぐ様身を固め、何があっても大丈夫なように…したつもりだった。



「!?」



彼は私の顎に手を掛けると
クイッっと上げた。


「なッ!何すんの!」



手で押し退けようとしたが、もう1つの空いていた手で押さえ付けられた。