君の隣



「…ふぅ…。やっと中に入れてくれたね。」


いやいやいやッ!!!あんたが勝手に入って来たでしょ!!!


そうやって目で訴えかけたが、全く気づいていない様子が、これまたムカつく…。



「なかなかいい家じゃん。」



私が睨んでいるところを余所に、勝手に人の家の中に入って行った。