物心が付いた頃に、菜月から聞いたんだ。 「自分は爽太の母親ではない」と。 正直ショックだった。 自分のせいで人が死んでしまうなんて…。 だから僕は決めたんだ。 何があっても人は守るって。 菜月や爽香を守るって。