でも…。
小学4年生の出来事。
カイ君は他界してしまった。車に跳ねられそうになった私を助けてくれたんだ。病院の廊下で泣きじゃくっていた私を病室に招き入れてくれたカイ君は
「花穂、空見なよ。ほらおてんと様が見てるよ。」
私が空を見上げると
「ねぇ花穂、僕 空になる。おてんと様になるよ。それでずーっと花穂の事守っててあげるからね。」
涙がでそうだった。
「そんな事言わないでよ…また早く元気になって遊ぼうよ。…ね?」
涙をこらえて、カイ君をふと見た。
「カイ君?」
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
設定されていません
読み込み中…