「来んなっ!!近寄るなよっバスケできんならしてこいよ」
そう言って目に当てている腕で私を突き飛ばした。

私はびっくりして走って体育館に逃げてしまった。
悲しくて悲しくて…。
初めてあんな聖矢を見た。

「何処行ってたん?」
美優が優しく聞いてくる。

私のチームジャージが土で汚れていたのを見て驚いていた。
「どうしたん?」

私は美優の顔を見たら涙が出てきてしまった。
拓真に約束したのに…。

「みんな、メニュー進めてて」美優がチームに言う。