聖なる光【完結】


あっ!!耀太って言うのは美優の中学一年からの彼氏。私と美優と耀太は小学生の時からの幼なじみで。

耀太は小学生の時からやんちゃなやつで先生にいつも迷惑をかけていた。

勉強もまるでできなくてサッカーボールだけはだれよりも上手に操っていた。

そんな耀太が中3の夏に美優にこう言ったのだ。

゙俺、美優と離れたくない。今まで全然勉強しなかったし、サッカーしかしてなかったから可能性は低い。だけど、俺、美優と同じ高校行きたい゙と、
耀太からは想像できないくらいに真剣に美優に言ったのだ。

横で聞いていた私も涙が出そうになった。
だけど、次に出た言葉は

「だからお願い!!光、勉強教えて」

私に体を向けて目を強く瞑り、顔の前で手を合わせている。

美優と私は漠然と立っていた。美優と私は耀太が美優に勉強を教えてほしいと頼むと思ったのだ。

それがまさかの展開で私への頼みだった。美優は拗ねて、気を損ねていたが耀太のキスですぐに明るくなった。

耀太は私の耳元で「美優に勉強教えてもらったら絶対合格できないぜ」と言った。

やっぱりギザな耀太よりこういう耀太の方がいいと思った。

耀太と美優と私は中3の夏休み毎日7時間勉強した。3人とも見事に合格し、今に至るわけだ。