ブーブー
私の携帯のバイブが鳴る。「知くんだ」私は美優にそう言って電話に出た。
<あっ、光?もうすぐ学校着くけど大丈夫か?>
<うん、大丈夫だよ>
<じゃあ、校門で待ってる>そう言って知くんは電話を切った。
「なんだなんだ〜今から卒業パーティーでもするの〜?」
「うん、知くんが祝ってくれるって」
「いいね、愛されてますね」
「いいでしょ〜」そう言って美優と笑いあう。
「じゃあ、また来週の打ち上げでね」
「うん、美優ありがとう!」美優はニコっと笑ってみんなが居る方へと行った。私は他の子にもあいさつして校舎を出た。
三年間通った思い出が詰まった桜ヶ丘高校。
「ありがとう」私は校舎に小さな声でお礼を言った。


