聖なる光【完結】


大きく写ったガッツポーズをして笑っている聖矢の姿。

その写真の隣には
<日本人、初の優勝!>と書かれている。

「雑誌で見つけた記事なの。たまたま本屋さんで見つけて…
前に進もうとしてる光にこんな記事見せるの、どうかと思った。

でも、私がもし光の立場なら見たいってそう思ったの。それにすごく嬉しかった。私がこんなに嬉しいのに光が見たらもっと嬉しいだろうなって」

「頑張ってるんだね」

嬉しい……その一言しか出ない。彼の頑張っている姿を見て私はとても嬉しく思った。

「ありがとう、美優。記事見れてよかったよ」私は笑顔で美優にそう伝えた。

「よかった」美優は安堵した表情で壁にもたれ掛かった。