「私、間違ってたかな?」悟史くんを直視する。
「今、あの人といて幸せなんだろ?」あの人とはきっと知くんのこと。
「うん、幸せだよ」
「間違ってたとかそういうのんは分かんないけど、光ちゃんが今、幸せなら俺は安心した」ほっとしたような顔で私を見た悟史くん。
「ありがとう、でもまだ完全に忘れられてないんだ…」
「忘れることはないと思うよ。ただ、今の人を聖矢より好きになればいいんだ。時間がかかっても。あの人ならきっと光ちゃんのこと幸せにしてくれるよ。なんとなく分かる」
「うん…」
そうなんだろうか。忘れる必要はないのだろうか。
そう悟史くんに言われて心が楽になった。


