悟史くんは誰だというような目で知くんをじろじろ見ている。
悟史くんは何も知らないはずだから。私が最後に悟史くんと会ったのは8月の終わりだったから。
「悟史くん、私の彼氏……」恐る恐る話してみる。
「えっ、そうなんだ」首を上下に振っている。
「あっ、光、俺あそこの喫茶店で待ってるから話してきたら?久しぶりなんやろ?」知くんが優しく話す。
「えっ、でも……」私が知くんの顔を見る。
「俺は全然いいよ。悟史くんがいいなら」知くんは悟史くんの顔を見る。
「いいんですか?デート中ですよね?」
「いいよ。2人とも聞きたいことも話したいこともいっぱいあるって顔してる」知くんはニッと歯を見せて笑う。


