聖なる光【完結】


「ひーかーる」クラスの友達と話ながら校門を出ようとしたら名前を呼ばれた。

「知くんっ!」

美優とか他の友達は知くんにこんにちはと挨拶をしている。知くんも笑顔でみんなにこんにちはと言っていた。

「急に光とドライブしたくなってな。急に来てまじごめん、迷惑やった?」
「そんなことないよ、ドライブ行きたい!」

知くんは私の返事を聞くと顔が笑顔になった。

「本間に?じゃあ乗り乗り〜あっ、みんなも行かへん?」

楽しそうに知くんは私の周りの友達にも声をかける。みんなは顔を見合せている。

「あ…俺、変な人やんな?俺、光の知り合いやから全然、危険な人ちゃうで!本間に!あっ、今な体育大学通ってるねん。うん、変じゃないから。えっーと名前は渡瀬知哉です!」

慌てながら一生懸命、私の友達に説明する知くん。思わずみんなも私も笑ってしまってた。