聖なる光【完結】


「それで怒ってるの?」美優はうんと頷く。
「しょーもな」私は呆れて美優に同情してしまう。

「耀太…許してあげなよ」耀太に話しかけてみる。

それに乗ってサッカー部の子も耀太に言い出した。
「ホントに!!藍川、もっと言ってやって〜美優かわいそうで同情するわ」全くです…。

「じゃああのアイス買ってくれるか?」子供みたいに美優に尋ねる耀太。

「ハイハイ!!買ってあげるからいい加減その腹立つ顔やめて」
そう言うと耀太はアイス、アイス♪とさっきは何だったんだと突っ込みたくなるほどにこやかになっている。

美優もいつも大概だけどこいつは腹立つ度が違いすぎる。

「美優、よくこんなんと4年も続いてるわ…」
「ホントに…光は手違いでこいつのこと好きにならなくてよかったね」苦笑いの私。

ホントによかったわ(笑)

みんなとは少し話をして席に戻った。