次の日。パッと目が覚めると隣に聖矢の姿はもうなかった。
「聖矢……?」寝ぼけつつ聖矢の名前を呼ぶ。
「おはよう、起こした?」聖矢は扉から入ってきた。
聖矢はもうすでにジャージを着ていて準備万端だった。
「もう行くの?」時計を見るとまだ朝の6時を指している。
「あぁ。アップもあるしリラックスしねぇとな。」
そう言って私のところに来てしゃがむ聖矢。
「行ってくるわ」ほっぺたにキスをする聖矢。
「頑張ってね!!見てるから」聖矢はニコニコしながら部屋を出ていった。
「聖矢の走る時間何時だっけ?」私はテーブルに置いてあるプログラムを確認する。
「10時スタートか…」
私も起き上がってちょっとばかりか用意を始める。
「化粧完璧!」化粧道具を治し時計を見る。
「食堂行くか」私は早めに食堂へ行ってみた。


