「聖矢、聖矢。ご飯だよ」聖矢の体を揺する。
「んん」寝ぼけている聖矢。
「ご飯だよ」眠そうに片目だけを開ける。
「うん」寝ぼけている聖矢の背中を持ち上げる。
「ほら、ご飯行くよ。」聖矢はあくびをしながら立ち上がる。
「ちょーねみぃー」
「ご飯食べたらゆっくり寝たらいいじゃん。明日試合だからご飯はしっかり食べなきゃいけないよ。」
「うん、分かってる」重そうな足取りで食堂へ行った。
食堂へ顔を出すと先生が気がついて私達のところに来た。
「藍川、起こしてくれてありがとな」
「いえいえ」先生は私の返事を聞いてすぐさま聖矢に視線を向ける。
「おい、中谷。飯食ったらすぐ風呂入れ。それからすぐ寝ろ。明日に備えないとな。しっかり飯は食えよ」
「はい、わかってます。」頼むぞ、藍川と言って先生は自分の席に戻っていった。
席に座るとおばさんがご飯を運んでくれた。


