『ご飯の準備ができました。ご用意のできたお客様から順番に食堂にお越しください。』アナウンスの声が民宿中に広がる。
「聖矢、ご飯行こうか」
そう言って机から聖矢の方へ視線を移す。
「あらら寝てるし」静かに寝息を立てる聖矢。
「どうしよう…食べないと明日があれだしな…」
ガチャ
扉の音と同時に親友の声が聞こえる。
「光、ご飯」「しぃー」
私は人差し指を口の前に立てる。
「あら、聖矢くん寝ちゃってるじゃん」美優は小さな声で話してくる。
「多分疲れてるんだよね…どうしよ」聖矢を見つめながら親友に尋ねる。
「私、先生に聞いてきてあげるわ。光待ってて」
「ありがとう」美優は足音を立てないようにゆっくり部屋を出ていった。
「可愛い寝顔して…」私は聖矢のそばに寄って頭を撫でる。
しばらく聖矢を見ていると美優が戻ってきた。
「起こせって」ドア元で話す美優。


