「今日の練習終わったの?」
「あぁ。明日、本番だからな。ぜってぇー優勝してやる。」聖矢は自信があるように私に告げる。
「期待してるよ!聖矢さん」聖矢は強く私の手を握った。
「さあ、長野だしやっぱそば食いに行くか」
「うん」
この繋がれた手はどこまで続くのだろうか。
私はずっと続いてほしい…そう、切実に願った。
聖矢と私はそばを食べて民宿に戻った。私は部屋に戻って少しだけ勉強をした。
聖矢の方は先生にマッサージをしてもらい、私の部屋にやってきた。
「マッサージ終わったの?」シャーペンを動かしながら聖矢に尋ねる。
「うん、ストレッチもしたし準備万端だわ」聖矢の方は布団をひいてテレビをつけていた。
「今日もこっちで寝るの?」
「うん、光と一緒に居たいしな。それに耀太たちも2人の方が嬉しいだろ」
「そうだね」
それから少し会話は途切れテレビの音だけとなる。


