聖なる光【完結】


「ひーかるちゃん」背後から聞こえる聞き覚えのある声。

「あっ、千夏ちゃん〜」
私は咄嗟に千夏ちゃんに手を振った。千夏ちゃんは私の隣に座った。

「昨日、光ちゃんと話そうと思ったんだけどいろいろ忙しくて」千夏ちゃんは内輪で自分を扇いでいる。

「そうだったんだ。やっぱり全国となると変に忙しいの?」
「そうなの。無駄に手続き多いし誰かさんの彼氏は試合になるとやたらわがままになるからね」

そうおもしろおかしく千夏ちゃんが言うので2人で笑ってしまった。

「ふふ。だって千夏ちゃんのことすっごく頼ってるもん」
「時々イライラするよ〜(笑)」

聖矢のわがままが想像できてしまう。
「うん、イライラしそう」
「お茶だの、タオルだの、氷だの。あいつ落ち着きなさすぎだっつーの」

試合の聖矢はあまり知らない。


だから少し悔しい……。

でもそんなことは口では言えない。