「何で謝るのよ!!聖矢の隣に居てくれて嬉しいの。光ちゃんでよかった…聖矢の彼女が。」そう言って私の手をとった。
「去年ケガしたときも光ちゃんがいなかったら聖矢はどうなってたか。感謝の言葉以外見つからないわ」そう真剣に話す聖矢のお母さん。
「私も聖矢を好きになれてよかったです。聖矢は私の自慢だから。」
聖矢のお母さんは微笑みながら席を立ち上がった。
「ありがとう、光ちゃん」
そう言って食堂をあとにした。
聖矢?聖矢は私の自慢なんだよ。
何にも変えられない私の1人だけの王子様。
だから消えないで。
私は朝ごはんを食べて競技場へ向かった。聖矢は二人の先生がずっと付きっきりだった。
私はひたすらスタンド席で聖矢を見続けた。聖矢は全く気付いていなかった。
だけど後輩の男の子が聖矢の元で何かを言っていて私の方を見た。
聖矢は私にニコって笑って手を振ってくれた。私もそれに応じて振りかえした。
すると何人かの後輩にいじられていた。それを見ていると1人で笑ってしまった。


