「もう付き合って一年立つんだね」聖矢にもたれながら私は話した。
「そうだな。俺があの日あの場所を通らなかったら光は俺のこと知らないままだったんだろうな」
そうなのかな。私達はあの日出会えたから今、こうして一緒に居るのかな。
「もし…」聖矢は立ち上がって空を見上げながら小さな声で尋ねてきた。
「えっ、なんて?聞こえなかったよ」
「あっ、わりー何もねぇよ」そう言ってまた私の隣に座り込んで私を引き寄せた。
「光、ずっと俺のそばにいてくれるか?」
「断る理由がないよ」
そう言いながら微笑んだ。
聖矢もニコっと笑いキスをした。長くて優しいキスだった。
そして涙味のキス…。
聖矢は泣いていた。だから私は聖矢の手をギュッっと握った。
その夜は美優に了解をもらい聖矢と一緒に寝た。
聖矢は私をギュッっと抱き締めた状態で眠りについた。
どんなことがあってもそばにいたい。
そうだよね、聖矢?


