「聖矢ねぇ、光ちゃんが試合みにきてくれるのほんとに嬉しそうだったわよ」私の耳に小さな声で話す聖矢のお母さん。
「ほんとですかっ?!私もすごく楽しみでした。聖矢の試合見にくるの初めてで…」私は聖矢のお母さんとちょこちょこ話ながら聖矢のアップ姿を見つめていた。
「やっぱりかっこいいね」美優がニヤニヤしながら話しかけてくる。
「うん」恥ずかしながらも頷く私。
聖矢が走るまであと10分というところでぞろぞろうちの学校の友達や、先生がやってきた。
聖矢のお母さんとお父さんはベンチから立ち上がり先生と話している。
見たことのない子もベンチに座っている。
自分が彼女なのに、やっぱり嫉妬してしまう私。
「うひょー」
変な声が聞こえたと思い振り向けば耀太とその友達。聖矢の友達でもある。耀太の姿に気がつき美優はベンチを立った。
なんだかんだで大好きだよな、美優は。


