「中谷はさすがですね!」後ろから聖矢の話が聞こえ、私は足を止めた。
「はい、アメリカから推薦とはね〜」先生の会話を聞いて唖然とした。
「アメリカ…?」
先生たちは私に気付かず職員室に歩いていった。
「アメリカって…」何分そこに突っ立っていたんだろう。
「あれ、?光ちゃん?」
あの時の千夏ちゃんだ。
千夏ちゃんとはあれから何度か話したりしたこともあった。
千夏ちゃんは本当は優しくて、私たちのことも応援してくれている。
「あっ、千夏ちゃん…」
「こんなところでどうしたの?」
千夏ちゃんが心配したように駆け寄ってくる。
「いや、…」
「聖矢なら向こうでスパイス磨いてるよ」
千夏ちゃんは私に笑顔を見せてくれる。だけど今は笑えない…。


