「大丈夫だ、お前たちならできるからな」三城先生が強く言う。
「光、」三城先生が私に声をかける。
「は、はい」
「光なら打てる」
「えっ?」
「お前にボールが渡ったらスリーポイントを狙え」
「はい」
誓ったんだ。私なら入る。
美優の代わりに三年紗世がコートに入った。
「紗世、大丈夫だから」
「うん、美優の分をカバーする」
私達なら、勝てる。
でも…、
不安でいっぱいだった。
「ばーか」スタンドから大きな声が聞こえてくる。
みんながスタンドに集中する。
「せ、聖矢」私たちはスタンドを見上げる。
「何、しけた顔してんだよ。光の力まだあるだろ?もっと出せ!俺は光の実力知ってんだからな」
聖矢…。
「大上にも報告しねぇーといけねえだろ?諦めんな。お前の最後の力、出してやれ」そう言って私を指さした。
今度は私が聖矢を指さした。「見とけよ!」「あぁ」
もし神様がいるなら、お礼をしたい。聖矢の言葉は何よりも私を強くするから。
ピー
位置につき試合が再スタートした。


