服に着替えたあと、私たちは少し話して家を出た。
「ねえ、」私は聖矢に話しかけた。
「何?」聖矢は自転車を漕ぎながら私の話に耳を傾けた。
「さっきのことは悟史くんに言わないでよ」
「言うわけないだろ」聖矢はクスクス笑った。
「何かムカつく」私は舌打ちをしてやった。
「光、可愛かったし」
聖矢は普通に話してくる。周りにどぉ聞こえてるかが怖くて周りを見渡した。
「誰もいねぇーし。正味話わかんないだろ?」
こうやって私をからかって遊んでいるのだ。
「今、聖矢が何を言ってもムカつく」
「なんだよそれ」聖矢はまた笑った。
でも、
大好きで大好きでたまらない…。
これはもう惚れたもん負けだなと思った。


