聖矢は私を引き寄せた。いつもそうだ。映画を見ているときは妙に男になる聖矢。
髪の毛を触ってきたり、突然のキスをしてきたり…。
でもその時間が私にとって好きだった。
いつものように不意討ちのキスをしてくる聖矢。
私もそれに応えて、目を閉じて聖矢の背中に手を回す。
口や首やいろんなところにキスをしてくる。
最初は抵抗があったが今は慣れた。
むしろ聖矢の優しいキスが好きだ。
だけど、それ以上は進まない。聖矢はどう思ってるのか分からないけど私はこれで十分だ。
これ以上進むのは少し怖い。
聖矢は最後、口にキスをしてきた。
そしてやっと目と目が見れる距離になった。


