「誰がこれを持ってきたんだ?」 警官が怪訝そうな顔をして、ボーガンを拾い上げた。 「その人です。いきなりそいつをバッグから取り出して、僕に的になれと言ったんだ」 「よし、お前も来るんだ」 警官が葵の腕を掴んだ。彼女は抵抗しなかった。