「もういいだろ。いつまで待たせるんだよ!!」 葵は声を荒げた。その声が彼女の自尊心を揺るがせた。葵は恥ずかしさで戸惑った。 「おー、悪い悪い。よし、行くか」 松井は葵の声など気にもしない様子で、絵の道具をしまい始めた。それがかえって葵の気持ちを揺さぶっていた。