皆川葵は今日も多摩川の河川敷を、ぶらぶらと歩いていた。 「あーっ、気持ちいい。今日こそ真面目にガッコにいようと思ったけど、やっぱここで寝てしまお」 比較的草の密集して生えている所を探り、葵はカバンを枕にして寝転がった。