ピュバティ ブルー



「憎しみは強いエネルギーを生むと私は信じていた。直人君、君にはたくましく生きて欲しかったから、憎しみが私に向くようにしたんだ。
私が幼い頃、父親がだまされ全財産を失った。一家心中の果てに両親と妹は死に、生き残った兄と私は施設で育った。
私たちは復讐を誓い、法律スレスレのことまでやって、今の地位を築き上げた。
憎しみだけでやってこれたのだ。
ところが40を過ぎて朝美の母親に出逢った。