二人は長い間見つめあっていた。 「・・・よし、とりあえず俺の田舎に行こう。叔父夫婦なら助けてくれる。大学まで出してくれたいい人たちだ」 松井は簡単に身の回りの整理をすると、少しの着替えをボストンバッグに詰め込んだ。 時はすでに真夜中だった。