ピュバティ ブルー



初めて朝美の家に訪ねて、彼女が二階堂の娘だって知ったよ。でももう、そんなことはどうでもよくなった。彼女を失いたくなかった。
二階堂はイスに座ったまま、ニコリともせずに俺に言った。
よかろう、そのかわりお前は二階堂の家に入るんだ、ってね。
俺はプライドなんて押しやった。それほど朝美は俺にとって命だった。