「家にいたよ。ずっと」 葵は下を向いたままボソっと言った。 「いい若いモンが・・・。よし、じゃ今週の日曜日は、俺がプールにでも連れていってやる」 「ほんと!?」 葵は目を輝かせた。 「おーっ、以外な反応。そんなに喜ぶなよ。言っとくが、ホテルのプールとかに連れていくんじゃないからな」 松井は机の端に両手をついてそう言った。 「いいんだ、どこでも!それよりあたしの水着姿見て腰抜かすなよ」 葵の声は弾んでいた。