「おいおいっ。逆じゃないの?」 「だからお金ないって言ったでしょ。今度香港でおいしー食事おごってあげるからさ」 夏希が言った。 葵は夏希が両親と土日をかけて、よく香港まで中華料理を食べに行ってるのを知っていた。