─§温もりの虜§─

そこに彼らはいた女の子に囲まれて…


1人はムッとしてもう1人はニコニコしていた


それを千紗は少し口を尖らせてムッとして見ていた


明らかに焼き餅を焼いているであろう千紗の態度が2人には可愛く見えた


亮が千紗に気づいて洋輔が女の子にサヨナラをして近づいてきた


「2人はあたしの友達よ♪」


千紗が嬉しそうに言う


「こんにちは!あんたらが千紗の友達?
ふーん」


何かを感じたのか洋輔は少し警戒しているようだった


「こんにちは…あたしは真子こっちは莉子こう見えても双子よ宜しくね」


「俺は亮宜しく…」


亮はふいっとそっぽを向いてしまった


「俺っ洋輔!よろしくぅー」


この2人に千紗を預けていて本当にいいのだろうか…?真子と莉子は不安に思った