─§温もりの虜§─

「えっあっちょっ…どこ行くのっ?」


「俺の部屋♪」


「ちょと待ってよ…あたしまだ髪乾かしてないから」


ぱっと手を離してあたしを見ると


「じゃあ俺がやってやるよ!座って♪」


そう言ってあたしを椅子に座らせた


「いっいいよっ自分でやるからっ」


「いいから♪いいから♪」


洋輔は楽しそうにドライヤーのスイッチを入れあたしの後ろに立つ


ブォーっと温風があたる…まだ濡れたあたしの髪に絡まる指…


「…気持ちいいかも」


「ふふん…だろっ?人にやって貰うとさ結構気持ちいいんだよなぁ」


暫くして乾いた髪に指を絡ませサラサラと落とす