昔の事を思い出したからと言ってもやはり1人では眠れない


パパを思い出し益々眠れない…あの温もりが恋しい


今夜は気を使ったのか誰もあたしの部屋に来ない


眠れない…眠れない…眠れない…


あたしは温もりを求めてふらふらと部屋を出た


ぼぉーっとしながら歩きどこかの部屋に入りベッドに潜り込んだ


「あったかい…」


そこにはあたしの求めていた温もりがあった


ぴったりくっつくとゆっくりと温もりに包み込まれた


「やっぱ眠れねぇのか…」


頭の上で声がしたけどふわふわとした気持ち良さの中にいたあたしの耳には届いてなかった